看護師からステップアップ!助産師のお仕事紹介

まずは助産師の国家資格を得ることから

妊婦さんと赤ちゃんの命を守る助産師になりたい!

助産師の国家資格が必要

助産師の国家資格が必要

助産師になるには専門機関で学び、助産師国家試験に合格しなければなりません。看護師の仕事をしながら助産師を目指すのであれば、夜勤シフトを専門とする夜勤専従看護師として働きながら専門機関に通うのがいいでしょう。

取得できるのは女性だけ

取得できるのは女性だけ

今の日本では助産師の資格は女性しか取得できません。男性看護師が助産師の資格を取得することはできないのです。
助産師になるためには助産師養成校などの専門機関で1年以上学ばなければなりませんが、助産師養成学校に入学するための試験もあるのでまずはそちらの勉強が必要です。助産師養成学校は看護学校よりも数が少なく、募集定員も少数のため、そう簡単には入学できません。早めに準備しておかなければ入学できない可能性もあります。
助産師養成学校の学費は150万円ほどです。授業は日中に行われるため、看護師として働きながら通うのは無理があります。ただし、仕事を辞めて勉強に専念するとなるとその間の生活費も必要になるので、学費と生活費の両方を準備しておかなければなりません。

カリキュラムの内容は?

カリキュラムの内容は?

看護師として働きながら資格を取得するのは簡単ではありません。看護師は日々勉強しなければならないことも多く、日勤シフト・早出・遅出・夜勤シフト、と変形シフトで働いているため予定が立てにくいからです。そのような激務の中で勉強することはできるのでしょうか。助産師養成学校のカリキュラムを見てみましょう。
助産師養成学校の授業は朝から夕方までです。授業以外にも宿題やグループワークがあるので、学校に通っている間は休む暇もないでしょう。また、病院や助産院での実習も必須です。実習では妊娠期・分娩時期・産褥期・新生児期の様々な実務を現場で学びます。正常分娩の実習ではオンコールの当番制になるため、呼び出しがいつきてもいいよう待機しておかなければなりません。また、分娩実習では正常分娩を10例ほどこなしますが、お産のタイミングに沿って行うため予定した時間内で分娩例を重ねられるとは限らず予想外に時間がかかってしまう可能性もあります。
どのような講義や実習を行っているのかイメージしやすいように、「日本赤十字社助産師学校」の学習風景を一例として紹介します。

日本赤十字社助産師学校で行っている実習・講義風景

通信講座では取得できない

通信講座では取得できない

助産師養成所などの専門機関を卒業しなければ助産師国家試験の受験資格はもらえません。カリキュラムでは実習が必須となっているので、通信講座だけで助産師国家試験を受けることはできないのです。

仕事と勉強を両立するなら

仕事と勉強を両立するなら

病院によっては授業を受けている時間を出張や休暇として扱ってくれたり、奨学金を貸与してくれたり、と資格取得に向けて全面的にサポートしてくれるところもあります。ですが、勤務している病院が支援制度が整っているとは限りません。その場合は月に数回、夜勤シフトを専門に入る夜勤専従看護師として働きながら助産師養成学校に通うことをおすすめします。

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