看護師からステップアップ!助産師のお仕事紹介

看護師との違いを見てみよう

妊婦さんと赤ちゃんの命を守る助産師になりたい!

助産師と看護師の違いは何?

助産師と看護師の違いは何?

妊婦さんと赤ちゃんの健康をサポートする助産師と、病気やケガをした患者さんの治療をサポートする看護師の違いとは何でしょうか。比較しながら詳しく見ていきましょう。

「資格」

「資格」

看護師は厚生労働大臣が指定した看護系の学校で3年以上学んだ後、国家試験に合格しなければ取得できません。一方、助産師は看護師の資格を取得した後、指定された養成学校で1年以上学んで知識と技術を身に付け、その後、国家試験を受けて合格することで資格を取得できます。助産師になるには看護師の資格を取得したうえでさらに大学院や養成学校などの専門機関で学ばなければならないため、看護師になるよりも時間を要します。

「仕事内容」

「仕事内容」

助産師の主な仕事は、妊婦さんの出産をサポートすることです。出産の時に赤ちゃんを取り上げたり、出産前後の体調管理や生活を指導したりします。また、生まれたばかりの赤ちゃんの健康管理も助産師の仕事です。
一方、看護師の仕事は、治療や診察の時は医師の指示のもと、病気やケガをした患者さんの治療をサポートしたり、診察の補助をしたり、入院中の患者さんの身の回りのお世話をするのが主な仕事です。ただし、患者さんの治療を看護師の判断で行なうことはできません。産婦人科に勤務する看護師も妊婦さんの病院内での生活サポートはできますが、出産時の助産行為はできません。
また、助産師は助産院を開業することができますが、看護師が病院を開業することは認められていません。

「配属される科と勤務時間」

「配属される科と勤務時間」

看護師と助産師、どちらも活躍の場は病院やクリニックなどの医療機関が中心です。看護師は、内科・外科・小児科・整形外科など病院内のあらゆる科に配属される可能性がありますが、助産師は専門知識を活かせる産科や産婦人科に配属されます。異動もほぼありません。ですが、看護師は病院内の違う科に異動することも多く、入職してから複数の科を経験している人も珍しくありません。
次に勤務時間について見ていきましょう。看護師の場合は救急病棟以外の科では、決められたシフト通りに勤務することになります。事前に申告すれば希望通りに休日を取ることも可能なので、プライベートの計画も立てやすいです。一方、助産師の勤務時間は看護師に比べると不安定になることが多いです。それは、妊婦さんの陣痛はいつ始まるか分からず出産が長時間になる場合もあるためです。出産は計画通りには進みません。不確定要素が多いため、勤務時間がオーバーすることもあり「激務だ」といわれています。

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