看護師からステップアップ!助産師のお仕事紹介

スキルアップとして人気が高い「助産師」はどんな仕事?

妊婦さんと赤ちゃんの命を守る助産師になりたい!

現役看護師から人気が高い「助産師」

現役看護師から人気が高い「助産師」

スキルアップを目指している看護師から人気がある「助産師」について、どのような仕事なのかを詳しく紹介します。

助産師とは?

助産師とは?

女性の妊娠・出産をサポートする助産師は、スキルアップにつながる資格として産婦人科以外の看護師からも人気があります。お産をサポートする助産師は需要が高く非常に安定した職業ですが、看護師同様、国家資格なので取得するまでにそれなりの時間がかかります。

助産師の職場は?

助産師の職場は?

助産師の主な職場は産科のある病院やクリニック、助産院などです。日本看護協会の資料を見てみると内訳は、「病院」で働いているのは助産師全体の60%、「クリニック」で働いているのは全体の約25%でした。病院とクリニックを合わせると85%となるため、ほとんどの助産師が病院やクリニックで働いていることが分かります。残り15%は「助産院」や「保健所」、「教育機関」などです。

主な仕事内容

主な仕事内容

助産師の主な仕事は妊娠・出産のサポートですが、妊婦さんと赤ちゃんが健康に過ごせるように生活全般の保健指導も行っています。ただし、産婦人科の医師のように麻酔や帝王切開などの医療行為はできません。助産師の仕事について詳しく見ていきましょう。
【産前】
健康に妊娠期を送り、赤ちゃんを無事に産むためには定期的に経過を観察し状態を把握しておくことが大切です。妊婦健診は産婦人科や助産院で行っています。診察は産婦人科の医師が行いますが、食事や運動に関する「生活指導」や「健康指導」は助産師の仕事です。妊婦さんの身体は赤ちゃんの発育が進むにつれて変化します。通常とは違う様子に不安を感じたり、悩みを抱えたりすることもあります。心おきなく出産するためにはそういったストレスを解消しなければなりません。妊婦さんの相談にのって不安を取り除くのも助産師の大事な仕事です。
【出産時】
分娩を助け、赤ちゃんを取り上げる「分娩介助」を行います。病院やクリニックでは医師が1人、直接介助を行う助産師が1人、赤ちゃんを受け取る助産師もしくは看護師が1人付いて3人体制で分娩をサポートしています。助産師の役割は母体の状態を見て赤ちゃんの頭をおさえたり、医師に処置を促すなどの分娩の進行をコントロールすることです。ですが、陣痛が始まって赤ちゃんが生まれるまでの時間は妊婦さんによって違います。半日もかからず短時間で済む人もいれば、2~3日かかる人もいます。その間助産師はずっとそばにいて赤ちゃんの心拍数や母体の状態を確認し、順調に進んでいるか診察します。
【産後】
出産して間もないお母さんの体調管理や母乳指導、乳児の保健指導、退院後の生活についてレクチャーしていきます。初めて出産した人は慣れない育児に戸惑うことも少なくありません。そんな人たちの悩みに耳を傾けてアドバイスしたり、休息できるように赤ちゃんのお世話をサポートします。

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